引っ越し当日は、荷物の搬入や手続きなどで慌ただしくなりがちです。しかし、入居日にやるべきことを事前に把握しておくことで、トラブルを防ぎ、新生活を気持ちよくスタートすることができます。この記事では、入居日に必ずやっておきたいことを元不動産屋の知識を含めてわかりやすくまとめました。
■1. 部屋の状態をチェックする
まず最初に行うべきことは、部屋の状態確認です。管理会社や大家さんから鍵を受け取ったら、荷物を入れる前に部屋の隅々まで確認しましょう。壁や床の傷、汚れ、設備の不具合などをチェックし、気になる箇所はスマートフォンで写真や動画を撮っておくことが大切です。入居前からあった傷を記録しておかないと、退去時に修繕費を請求される可能性があります。
また、水回りや換気扇、コンロなどの設備も実際に動かして確認しておきましょう。この時に不具合があれば管理会社や大家さんに連絡して修繕してもらいましょう。後日連絡だとご自身の負担になるケースがほとんどです。
■2. 電気・ガス・水道の開通確認
生活に欠かせないライフラインの確認も重要です。
電気はブレーカーを上げるだけで使えることが多いですが、契約手続きが必要な場合もあります。ガスは立ち会い開栓が必要なケースが多いため、事前に予約しておくとスムーズです。水道は蛇口をひねって問題なく使えるかチェックしましょう。
これらは引っ越し前に手続きを済ませておくと、入居日からすぐに快適に生活できます。
■3. 家具・家電を配置する前に掃除する
新築の部屋でも、実は細かいホコリが残っていることがあります。ちなみにハウスクリーニングは業者さんによって違いはありますが水回りとエアコンのみの清掃が一般的です。家具や家電を置く前に、簡単でもいいので床掃除や棚の拭き掃除をしておくと安心です。
特にキッチン、冷蔵庫置き場、洗濯機置き場、クローゼットの中などは、最初に掃除しておくと後からの手間を減らせます。
■4. 防虫対策をしておく
入居直後は、まだ家具が少なく対策がしやすいタイミングです。
エアコンの排水ホースに防虫ネットを付けたりすることで、害虫の侵入を防ぐことができます。また、バルサンなどのくん煙剤を使う場合は、荷物を入れる前に行うのがおすすめです。
※排水口に防虫キャップを装着することは推奨しません、ホコリなどが詰まって室内から水が出る可能性があります。つけるのであれば日々メンテナンスしてあげてください。
※バルサンは火災報知器に反応しないタイプがおすすめです、不動産屋の時に一年に一回は火災報知器の誤作動で連絡を受けていました。
お風呂の防カビ剤も入居日にやっておくと習慣的にやれますのでタイミング的におすすめです。ご使用の際はお風呂場の換気扇は止めてから使用してください。
■5. カーテンを設置する
意外と忘れがちですが、カーテンは入居日にすぐ必要になります。カーテンがないと外から部屋の中が見えてしまうため、防犯やプライバシーの面でも重要です。
引っ越し当日までに窓のサイズを測って購入しておくと安心です。ちなみに不動産屋に在籍していた時はご依頼があれば窓のサイズなどは採寸していました。
不動産屋をうまく使って楽をしましょう!
■6. 近隣へのあいさつ(必要に応じて)
必須ではありませんが、集合住宅の場合は上下左右の部屋へ簡単なあいさつをしておくと、今後の関係がスムーズになります。特に引っ越し当日は荷物の搬入などで騒がしくなる可能性があるため、「今日引っ越してきました。よろしくお願いします」と一言伝えておくと印象が良くなります。
稀なケースですが同じマンションに管理人が常駐していたりや大家が住んでいる場合は絶対に挨拶に行きましょう。大家さんで挨拶がなかったので不動産屋にクレームを入れてくる場合もありました。
■7. インターネット環境の確認
テレワークや動画視聴など、インターネットは生活に欠かせない存在です。入居日にはWi-Fiルーターの接続や回線の開通状況を確認しておきましょう。回線工事が必要な場合は、早めに申し込みをしておくことが重要です。
■8. ゴミ出しルールを確認する
地域によってゴミの分別方法や回収日が異なります。入居したら、自治体のゴミ出しルールを確認しておきましょう。ポストやマンションの掲示板に書いてある場合もありますのでチェックしておくべきです。その際にお持ちであれば”チラシお断りシール”をポストに貼っておきましょう。
引っ越し後は段ボールや梱包材などのゴミが多く出るため、回収日を把握しておくとスムーズに片付けが進みます。
■9. 防災対策を考える
新生活を始めるタイミングで、防災対策も確認しておくと安心です。避難経路や非常口の場所、近くの避難所を確認しておきましょう。また、懐中電灯や非常食などを用意しておくと、いざというときに役立ちます。
■まとめ
入居日はやることが多く、つい荷解きだけに集中してしまいがちです。しかし、部屋の状態確認やライフラインのチェック、防虫対策などを最初に行っておくことで、後々のトラブルを防ぐことができます。
新生活を快適にスタートするためにも、今回紹介したポイントを参考に、入居日にやるべきことを一つずつ確認してみてください。事前に準備しておけば、引っ越し当日も落ち着いて新しい生活を始められるはずです。


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